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連載 そのカルテ,大丈夫ですか?誤解を避ける記載術・12【最終回】
まとめ—裁判はこわくない
著者: 神田知江美1
所属機関: 1かすが・國塚法律事務所
ページ範囲:P.2241 - P.2241
文献購入ページに移動◎カルテ記載のポイント
裁判では,①事実を確定(事実認定)し,②その事実が法的責任のある過ち(過失)かを判断し,③その過失と結果(死亡や後遺症)との間に因果関係があるかを判断したうえで,最後に賠償額を決めます.
特に①の「事実認定」が重要で,事実が正しく認定されないと思わぬ責任を負わされる可能性があるため,第1〜8回までで「正しく事実を認定してもらうために大切なこと」をお話ししました.ポイントは「時間を意識する」(第1〜3回),「訂正は慎重に」(第4,5回),「種類の異なる事実を書き分ける」(第6〜8回)です.
裁判では,①事実を確定(事実認定)し,②その事実が法的責任のある過ち(過失)かを判断し,③その過失と結果(死亡や後遺症)との間に因果関係があるかを判断したうえで,最後に賠償額を決めます.
特に①の「事実認定」が重要で,事実が正しく認定されないと思わぬ責任を負わされる可能性があるため,第1〜8回までで「正しく事実を認定してもらうために大切なこと」をお話ししました.ポイントは「時間を意識する」(第1〜3回),「訂正は慎重に」(第4,5回),「種類の異なる事実を書き分ける」(第6〜8回)です.
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