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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻13号

2014年12月発行

文献概要

特集 最新情報をおさえる!—臨床栄養の活用ガイド おさえておこう! 栄養に関する新しい用語や新しい考え方

ビタミンの役割

著者: 小山勝志1

所属機関: 1刈谷豊田総合病院腎・膠原病内科

ページ範囲:P.2281 - P.2285

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ポイント
◎ビタミン欠乏症は,摂取不良によって体内に貯蔵されていたビタミンが枯渇することによって生じる.
◎予防可能だが,治癒困難なビタミンB1欠乏症に対しては予防,早期発見,早期治療介入が必要である.
◎ビタミン欠乏症の成立過程を規定する因子とその背景因子を熟知して診療にあたる必要がある.
◎ビタミン不足状態が,ある特定の疾患の発症リスクとなりえる.現時点では骨折,心血管系障害が重要である.

参考文献

必需量.ビタミン1:256-257, 1948
2)小山勝志:Wernicke's encephalopathyの症状.ビタミン86:620-624, 2012
3)松原茂樹:重症悪阻で意識を失った-Wernicke脳症(意識消失).ペリネイタル・ケア 新春増刊:34-38, 2009
4)Preedy VR:B vitamins and folate chemistry, analysis, function and effects, RSC, Cambridge, 2013
5)Saito M, et al:Role of collagen enzymatic and glycation induced cross-links as a determinant of bone quality in spontaneously diabetic WBN/Kob rats. Osteoporosis International 17:1514-1523, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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