文献詳細
文献概要
特集 最新情報をおさえる!—臨床栄養の活用ガイド 医療連携や療養,在宅医療における栄養のキーワード
NST (nutrition support team)
著者: 成田琢磨1
所属機関: 1秋田大学大学院医学系研究科内分泌・代謝・老年内科学
ページ範囲:P.2360 - P.2365
文献購入ページに移動ポイント
◎日本のNSTは2010年の栄養サポートチーム加算算定を契機に,より高度な専門職による組織での活動に移行しつつある.
◎NSTをより有機的な活動にするには,医師,管理栄養士,看護師,薬剤師による栄養管理のみならず,嚥下,リハビリ,褥瘡ケア,地域連携など,全病院的な取り組みが必要である.
◎NSTによる多職種の介入で,複雑な病態の低栄養患者をより良い状態にすることが可能である.
◎日本のNSTは2010年の栄養サポートチーム加算算定を契機に,より高度な専門職による組織での活動に移行しつつある.
◎NSTをより有機的な活動にするには,医師,管理栄養士,看護師,薬剤師による栄養管理のみならず,嚥下,リハビリ,褥瘡ケア,地域連携など,全病院的な取り組みが必要である.
◎NSTによる多職種の介入で,複雑な病態の低栄養患者をより良い状態にすることが可能である.
参考文献
1)東口高志:序論に変えて─NSTの今日的意義.医薬ジャーナル40:73-80, 2004
2)東口高志:栄養サポートチームの役割と組織.東口高志(編):NST完全ガイド(改訂版).pp46-48,照林社,2009
3)都築智美:摂食・嚥下障害看護認定看護師のNST活動.静脈経腸栄養25:1193-1198, 2010
掲載誌情報