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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻2号

2014年02月発行

文献概要

特集 診て考えて実践する―水・電解質管理と輸液 水・電解質管理のために必要な生理学・病態生理学

輸液療法選択に必要な生理学

著者: 佐々木彰1 安田隆1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院腎臓・高血圧内科

ページ範囲:P.227 - P.233

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ポイント

◎成人では,体重の60%が体液である.体液の約2/3が「細胞内液」,約1/3が「細胞外液」として存在し,さらに細胞外液の約3/4が「間質」,約1/4が「血管内」に分布している.

◎Na濃度の異常は「電化質を含まない真水(自由水)の量の異常」,細胞外液量の異常は「Na量の異常」として捉える.

◎輸液に際しては患者の病態に応じて,「維持輸液」と「是正輸液」を考慮して投与する量と内容を決め,経過をみて修正を行う.

◎輸液製剤を含めたすべてのinput,さらにすべてのoutputは,「5%ブドウ糖液」と「生理食塩水」の混合液として考える.

参考文献

1)柴垣有吾:より理解を深める! 体液電解質異常と輸液(改訂3版),pp 38-39,中外医学社,2007
2)Hall JE:Guyton and Hall Textbook of Medical Physiology(12th ed), pp 303-319, Elsevier, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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