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特集 診て考えて実践する―水・電解質管理と輸液 水・電解質管理のために必要な生理学・病態生理学
輸液療法選択に必要な生理学
著者: 佐々木彰1 安田隆1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院腎臓・高血圧内科
ページ範囲:P.227 - P.233
文献購入ページに移動◎成人では,体重の60%が体液である.体液の約2/3が「細胞内液」,約1/3が「細胞外液」として存在し,さらに細胞外液の約3/4が「間質」,約1/4が「血管内」に分布している.
◎Na濃度の異常は「電化質を含まない真水(自由水)の量の異常」,細胞外液量の異常は「Na量の異常」として捉える.
◎輸液に際しては患者の病態に応じて,「維持輸液」と「是正輸液」を考慮して投与する量と内容を決め,経過をみて修正を行う.
◎輸液製剤を含めたすべてのinput,さらにすべてのoutputは,「5%ブドウ糖液」と「生理食塩水」の混合液として考える.
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