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特集 診て考えて実践する―水・電解質管理と輸液 臨床現場での水・電解質異常の診断と管理のポイント
救急外来での水・電解質管理
著者: 石丸裕康1
所属機関: 1天理よろづ相談所病院総合診療教育部・救急診療部
ページ範囲:P.272 - P.275
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◎電解質異常は救急外来で頻繁に経験する徴候であるが,症状が非特異的であるため,見逃しを避けるには広く電解質を測定せざるをえない.
◎バイタルサイン,薬剤歴,悪性腫瘍・精神疾患などの既往歴が診断および病態の把握に重要である.
◎高K血症は重篤であり,検査結果を待たずに治療開始が必要な場合がある.
◎電解質異常は救急外来で頻繁に経験する徴候であるが,症状が非特異的であるため,見逃しを避けるには広く電解質を測定せざるをえない.
◎バイタルサイン,薬剤歴,悪性腫瘍・精神疾患などの既往歴が診断および病態の把握に重要である.
◎高K血症は重篤であり,検査結果を待たずに治療開始が必要な場合がある.
参考文献
1)Schaefer TJ, Wolford RW:Disorders of Potassium. Emerg Med Clin North Am 23:723-747, 2005
2)Milionis HJ, et al:The hyponatremic patient:a systematic approach to laboratory diagnosis. CMAJ 166:1056-1062, 2002
3)寺沢秀一:研修医当直御法度百例帖(第2版),三輪書店,2013
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