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特集 診て考えて実践する―水・電解質管理と輸液 症例から水・電解質異常を考える
腎疾患患者の水・電解質管理
著者: 片岡仁美1
所属機関: 1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科地域医療人材育成講座
ページ範囲:P.292 - P.295
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◎腎機能低下のみならず,尿量低下が持続することがAKIの定義であり,早期介入が有用である.
◎腎機能低下時には溢水,体液量減少のいずれもが起こりやすく,Na負荷と急激なNa制限に要注意.
◎腎機能低下時には血清Kが上昇しやすく,薬剤性,食事,便秘など多角的な評価と予防が必要である.
◎腎機能低下のみならず,尿量低下が持続することがAKIの定義であり,早期介入が有用である.
◎腎機能低下時には溢水,体液量減少のいずれもが起こりやすく,Na負荷と急激なNa制限に要注意.
◎腎機能低下時には血清Kが上昇しやすく,薬剤性,食事,便秘など多角的な評価と予防が必要である.
参考文献
1)Kidney Disease:Improving Global Outcomes(KDIGO)Acute Kidney Injury Work Group:KDIGO Clinical Practice Guideline for Acute Kidney Injury. Kidney Int Suppl 2:8-10, 2012
2)柴垣有吾:AKI. 日腎会誌55:56-62, 2013
3)Russel JA, et al:Vasopressin versus norepinephrine infusion in patients with septic shock. N Engl J Med 358:877-887, 2008
4)Bosch X, et al:Rhabdomyolysis and acute kidney injury. N Engl J Med 361:62-72, 2009
5)日本腎臓学会(編):CKD診療ガイド2012,東京医学社,2012
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