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書評
―濱田篤郎 編―トラベルクリニック―海外渡航者の診療指針
著者: 尾内一信1
所属機関: 1川崎医大・小児科学
ページ範囲:P.216 - P.216
文献購入ページに移動 本書を手に取ってまず感じたことは,「日本で長く要望されていた渡航者医療を簡潔に網羅したバイブル的書物がやっと世に出た」ということである.本書は,実に素晴らしい出来栄えであるが,編集されたのが濱田篤郎博士なので納得できた.濱田篤郎博士は,現在日本渡航医学会の理事長として日本の渡航医学界でリーダシップを発揮されている.また,労働者健康福祉機構海外勤務健康管理センター(JOHAC)で長く渡航者健康管理に精通され,現在は東医大病院渡航者医療センター教授として,教育者としても活躍されている.また,特筆すべきは,渡航医学の専門家でありながら著名な作家であるということである.
主な著作には,『旅と病の三千年史』(文藝春秋),『伝説の海外旅行―「旅の診断書」が語る病の真相』(田畑書店),『歴史を変えた「旅」と「病」―20世紀を動かした偉人たちの意外な真実』『世界一「病気に狙われている日本人」―感染大国日本へのカウントダウン』(以上,講談社),『新疫病流行記―パンデミック時代の本質』(バジリコ)などがあり,いずれも思わず濱田ワールドに引き込まれる良書である.知らないうちに渡航医学の面白さが身近なものとなるので,これらの本もぜひお薦めしたい.
主な著作には,『旅と病の三千年史』(文藝春秋),『伝説の海外旅行―「旅の診断書」が語る病の真相』(田畑書店),『歴史を変えた「旅」と「病」―20世紀を動かした偉人たちの意外な真実』『世界一「病気に狙われている日本人」―感染大国日本へのカウントダウン』(以上,講談社),『新疫病流行記―パンデミック時代の本質』(バジリコ)などがあり,いずれも思わず濱田ワールドに引き込まれる良書である.知らないうちに渡航医学の面白さが身近なものとなるので,これらの本もぜひお薦めしたい.
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