文献詳細
特集 もう見逃さない!迷わない!―非血液専門医のための血液診療
この血算の異常を見逃してはいけない―専門医への紹介のタイミング
文献概要
ポイント
◎血小板数5万/μL以上では出血症状はほとんど認めない.
◎症状は,皮下出血,歯肉出血,鼻出血,性器出血など皮膚粘膜の出血である.
◎血小板数5万/μL未満で出血症状がまったくない場合は,EDTA依存性偽性血小板減少症を鑑別すべき.
◎血小板数5万/μL以上では出血症状はほとんど認めない.
◎症状は,皮下出血,歯肉出血,鼻出血,性器出血など皮膚粘膜の出血である.
◎血小板数5万/μL未満で出血症状がまったくない場合は,EDTA依存性偽性血小板減少症を鑑別すべき.
参考文献
1)冨山佳昭,倉田義之:血小板減少症.Mod Physician 27:511-514, 2007
2)藤村欣吾,他:成人特発性血小板減少性紫斑病治療の参照ガイド2012年版.臨床血液53:433-442, 2012
3)松本雅則,藤村吉博:血栓性血小板減少性紫斑病(Thrombotic Thrombocytopenic Purpura:TTP).吉田彌太郎(編):血液疾患ハンドブック―日常診療の手引きと臨床データ集,pp571-583,医薬ジャーナル社,2009
掲載誌情報