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特集 もう見逃さない!迷わない!―非血液専門医のための血液診療 この血液疾患を誤診してはいけない
血小板減少の誤診
著者: 大森司1
所属機関: 1自治医科大学分子病態治療研究センター分子病態研究部
ページ範囲:P.484 - P.487
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◎血小板減少では末梢血塗抹標本の異常白血球,血小板凝集塊,巨大血小板,破砕赤血球に注意する.
◎特発性血小板減少性紫斑病は除外診断であり,PA-IgGでは診断できない.
◎血栓性血小板減少性紫斑病や溶血性尿毒症症候群は,溶血と血小板減少で疑う.
◎血小板減少では末梢血塗抹標本の異常白血球,血小板凝集塊,巨大血小板,破砕赤血球に注意する.
◎特発性血小板減少性紫斑病は除外診断であり,PA-IgGでは診断できない.
◎血栓性血小板減少性紫斑病や溶血性尿毒症症候群は,溶血と血小板減少で疑う.
参考文献
1)大森 司:出血傾向・血小板減少症の鑑別診断.medicina 48:1704-1709, 2011
2)藤村欣吾,他:成人特発性血小板減少性紫斑病治療の参照ガイド2012年版.臨床血液53:433-442, 2012
3)George JN:Causes of thrombotic thrombocytopenic purpura-hemolytic uremic syndrome in adult. UpToDate, 2013
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