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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻3号

2014年03月発行

文献概要

特集 もう見逃さない!迷わない!―非血液専門医のための血液診療 非血液専門医による血液診療

血液疾患患者に薬剤を使うとき

著者: 竹田勇輔1 中世古知昭1

所属機関: 1千葉大学医学部附属病院血液内科

ページ範囲:P.505 - P.509

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ポイント

◎発熱性好中球減少症では,NSAIDsの坐剤は肛門周囲膿瘍をきたすので用いない.

◎NSAIDsとニューキノロン薬の併用で,痙攣を起こす可能性がある.

◎NSAIDsと糖尿病治療薬の併用で,低血糖を起こす可能性がある.

◎NSAIDsとメトトレキサートの併用で,メトトレキサートの副作用が増強する.

◎貧血時にはHbA1c値が糖尿病状態を正しく反映しないため,糖尿病薬の処方に注意が必要である.

◎アゾール系抗真菌薬使用時にはトリアゾラムは禁忌である.

参考文献

1)日本消化器病学会(編):消化性潰瘍診療ガイドライン,2009
2)佐野 統(編):NSAIDsの選び方・使い方ハンドブック,羊土社,2010
3)丹羽俊朗,他:抗真菌剤の薬物相互作用―薬物代謝酵素に及ぼす影響.薬学雑誌125:795-805, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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