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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻4号

2014年04月発行

文献概要

特集 虚血性心疾患up to date―内科医によるトータルマネジメント 問診・診察・診断

問診・身体診察のコツ

著者: 桑原政成1 三谷治夫1

所属機関: 1虎の門病院循環器センター内科

ページ範囲:P.600 - P.603

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ポイント

◎患者が来院した最初の10分が勝負である.狭心症症状など詳細な病歴,身体所見,心電図所見,心筋マーカーに焦点を絞った早期リスク層別化を10分以内に行う.

◎問診で症状を聴取するときは“OPQRST3a”を使用する.

◎狭心症の症状は,胸部症状だけとは限らない.

◎リスク評価を早期に行う.高頻度,20分以上持続する胸痛,肺水腫,Ⅲ音,新規発症のラ音/僧帽弁閉鎖不全症の逆流音などは高リスクである.

◎身体診察では触診も忘れずに行う.

◎バイタルサインには常に注意を払う.

参考文献

1)Jneid H, et al:2012 ACCF/AHA focused update incorporated into the ACCF/AHA 2007 Guidelines for the Management of Patients with Unstable Angina/Non-ST-Elevation Myocardial Infarction. J Am Coll Cardiol 61:e179-e347, 2013
2)Braunwald E, et al:ACC/AHA Guideline for the Management of Patients With Unstable Angina/Non-ST-Elevation Myocardial Infarction;Executive summary and recommendations. Circulation 1195:102, 2000
3)Lishstein E, et al:Diagonal ear-lobe crease;Prevalence and implications as a coronary risk factor. N Engl J Med 290:615-616, 1974
4)Zapata-Wainberg G, Vivancos J:Bilateral earlobe creases. N Engl J Med 368:e32, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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