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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻5号

2014年05月発行

文献概要

特集 内科医のための皮疹の診かたのロジック 座談会

内科医が診る皮膚疾患

著者: 北島康雄12 平山陽示3 藤田芳郎4 三橋善比古5

所属機関: 1木沢記念病院皮膚科 2岐阜大学 3東京医科大学病院総合診療科 4中部ろうさい病院リウマチ・膠原病(腎・感染症)科 5東京医科大学病院皮膚科

ページ範囲:P.778 - P.785

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皮疹を発見,その時どうする?

北島(司会) 本日は,内科医が日常診療で皮膚疾患に遭遇した時,どのように考えて診断を進めていけばよいかということを中心にお話しいただこうと思います.まず,こちらのグラフ(図1)ですが,これは皮膚科が専門でない一般の医師のところへ皮膚疾患のある患者さんが受診された時,その医師がどこまで自分で治療するかを調べたものです1).例えば水虫(白癬)についてみてみると,開業医の84.4%は皮膚科を紹介せず,自分で治療しています.一方,病院勤務医では58.2%と低くなっており,これは院内の皮膚科にすぐ紹介することができるからであると思われます.

 本特集ではこの調査結果をもとに,内科医が診る機会の多い皮膚疾患について解説する章を設けました(p 886より).

参考文献

1)北島康雄:病院診療における皮膚科専門医.第106回日本皮膚科学会総会(教育講演),2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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