文献詳細
文献概要
特集 内科医のための皮疹の診かたのロジック 皮疹の種類とその発症機序
紅斑
著者: 村田哲1
所属機関: 1自治医科大学皮膚科学教室
ページ範囲:P.798 - P.801
文献購入ページに移動ポイント
◎赤い扁平な皮疹を紅斑と診断する前に,膨疹,紫斑,毛細血管拡張を除外する.
◎紅斑に,ほかの皮疹が共存する時は,その解釈を優先させる.
◎境界が明瞭な紅斑は真皮浅層,不明瞭な紅斑は真皮深層~皮下組織に炎症の場がある.
◎1カ月以上固定した紅斑は腫瘍の可能性がある.
◎網状紅斑(リベド)は,血管障害を表す.
◎赤い扁平な皮疹を紅斑と診断する前に,膨疹,紫斑,毛細血管拡張を除外する.
◎紅斑に,ほかの皮疹が共存する時は,その解釈を優先させる.
◎境界が明瞭な紅斑は真皮浅層,不明瞭な紅斑は真皮深層~皮下組織に炎症の場がある.
◎1カ月以上固定した紅斑は腫瘍の可能性がある.
◎網状紅斑(リベド)は,血管障害を表す.
参考文献
1)村田 哲,大槻マミ太郎:発疹・皮膚色素沈着.矢﨑義雄,他(編):内科学(第10版),pp 50-52,朝倉書店,2013
掲載誌情報