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特集 内科医のための皮疹の診かたのロジック 皮疹の種類とその発症機序
紫斑
著者: 川上民裕1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学皮膚科学教室
ページ範囲:P.808 - P.812
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◎紫斑は,真皮内での出血を皮膚表面からみたものである(表皮に血管はない).
◎紫斑は単なる1症状名であり,基盤となる疾患は多様である.
◎真皮浅層の代表的紫斑がpalpable purpuraであり,血管炎が存在する.
◎palpable purpuraを呈する代表的疾患が,Henoch-Schönlein紫斑病である.
◎紫斑は,真皮内での出血を皮膚表面からみたものである(表皮に血管はない).
◎紫斑は単なる1症状名であり,基盤となる疾患は多様である.
◎真皮浅層の代表的紫斑がpalpable purpuraであり,血管炎が存在する.
◎palpable purpuraを呈する代表的疾患が,Henoch-Schönlein紫斑病である.
参考文献
1)川上民裕:血管炎の皮膚病変.診断と治療99:201-209, 2011
2)川上民裕:ヘノッホ・シェーンライン紫斑病の診断と治療.日本臨牀71:413-419, 2013
3)川上民裕:皮膚血管炎考.皮膚臨床55:993-1005, 2013
4)Lie JT:Illustrated histopathologic classification criteria for selected vasculitis syndromes. Arthritis Rheum 33:1074-1087, 1990
5)Ozen S, et al:EULAR/PReS endorsed consensus criteria for the classification of childhood vasculitides. Ann Rheum Dis 65:936-941, 2006
6)Jennette JC, et al:2012 Revised International Chapel Hill Consensus Conference Nomenclature of Vasculitides. Arthritis Rheum 65:1-11, 2013
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