文献詳細
文献概要
特集 内科医のための皮疹の診かたのロジック 内科疾患と皮疹
肝臓疾患と皮疹
著者: 村田哲1
所属機関: 1自治医科大学皮膚科学教室
ページ範囲:P.856 - P.858
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◎黄疸は眼球,眼瞼結膜で最も早く明らかになる.
◎血管変化は顔,胸背部,上肢に現れ,くも状血管腫,手掌紅斑,紙幣状皮膚と呼ばれる.
◎白色爪甲や男性患者では体毛の女性型分布がみられる.
◎黄疸以外の皮疹は頻度は高いが,肝疾患に対する特異性は低い.爪,毛の変化などと同時にみられた時は,肝疾患の可能性が高い.
◎黄疸は眼球,眼瞼結膜で最も早く明らかになる.
◎血管変化は顔,胸背部,上肢に現れ,くも状血管腫,手掌紅斑,紙幣状皮膚と呼ばれる.
◎白色爪甲や男性患者では体毛の女性型分布がみられる.
◎黄疸以外の皮疹は頻度は高いが,肝疾患に対する特異性は低い.爪,毛の変化などと同時にみられた時は,肝疾患の可能性が高い.
参考文献
1)北村啓次郎,他:肝疾患の皮膚病変―自験肝疾患患者73例にみられた皮膚病変とその頻度について.皮膚臨床31:15-21, 1989
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