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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻5号

2014年05月発行

文献概要

特集 内科医のための皮疹の診かたのロジック 内科医が診る皮膚疾患:診断・治療とコンサルテーション

伝染性膿痂疹(とびひ)

著者: 峯嘉子12

所属機関: 1長崎大学医学部皮膚科学教室 2九州大学油症ダイオキシン研究診療センター

ページ範囲:P.911 - P.913

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ポイント

◎水疱性膿痂疹は,主に夏季に乳幼児や小児に生じる水疱やびらんで,容易に周囲に拡大し,病変部からの細菌培養で黄色ブドウ球菌を検出する.

◎鑑別すべき疾患はブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群やカポジ水痘様発疹症などである.

◎治療は抗菌薬の全身(経口)投与を行う.搔破による悪化を防ぐため抗アレルギー薬も併用する.

◎保護者への適切な指導が重要である.

参考文献

1)西嶋攝子,他:伝染性膿痂疹の臨床的検討と病巣から分離した黄色ブドウ球菌の薬剤感受性について.皮膚41:136-140, 1999
2)George A, et al:A systematic review and meta-analysis of treatments for impetigo. Br J Gen Pract 53:480-487, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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