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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻5号

2014年05月発行

文献概要

特集 内科医のための皮疹の診かたのロジック 内科医が診る皮膚疾患:診断・治療とコンサルテーション

尋常性疣贅(いぼ),伝染性軟属腫(水いぼ)

著者: 三石剛1

所属機関: 1東京女子医科大学附属八千代医療センター皮膚科

ページ範囲:P.914 - P.917

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ポイント

◎足底疣贅で胼胝腫(たこ)や鶏眼(うおのめ)との鑑別が困難な症例や難治性疣贅の症例は,迷わず皮膚科にコンサルトしたほうがよい.

◎老人性疣贅や脂腺増殖症は尋常性疣贅と誤診されることがある.

◎水いぼの治療はリドカインテープ剤を貼付し,除痛を図り摘除する.

参考文献

1)三石 剛:非定型的ウイルス性疣贅の臨床病理組織像.日皮会誌120:1009-1014, 2010
2)Mitsuishi T, et al:Molecular cloning and characterization of a novel type of human papillomavirus 160 isolated from a flat wart of an immunocompetent patient. PloS One 8:e79592, 2013
3)Sasagawa T, Mitsuishi T:Novel polymerase chain reaction method for detecting cutaneous human papillomavirus DNA. J Med Virol 84:138-144, 2012
4)三石 剛:ウイルス性疣贅の治療―現状と将来の展望.日皮会誌116, 2110-2114, 2006
5)三石 剛:ウイルス性疣贅.皮膚科の臨床51:1607-1612, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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