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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻6号

2014年06月発行

文献概要

特集 炎症性腸疾患攻略の手引き―これだけは知っておきたい! 炎症性腸疾患の診断は,どこまで進歩してきたか?

炎症性腸疾患と鑑別すべき腸管感染症とは?

著者: 上田渉1 青木哲哉1 大川清孝1

所属機関: 1大阪市立十三市民病院消化器内科

ページ範囲:P.1020 - P.1023

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ポイント

◎潰瘍性大腸炎と鑑別すべき感染性腸炎には,カンピロバクター腸炎,サルモネラ腸炎とアメーバ性腸炎がある.

◎Crohn病と鑑別が必要な感染性腸炎には,腸結核とエルシニア腸炎がある.

◎腸管感染症が炎症性腸疾患の増悪に関与することが知られている.潰瘍性大腸炎の増悪や難治化をみた場合には,Clostridium difficileやサイトメガロウイルスの関与がないかを考慮する.

参考文献

1)大川清孝,他:炎症性腸疾患と鑑別に迷う腸疾患の見分け方.medicina 45:800-803,2008
2)大川清孝:潰瘍性大腸炎.清水誠治,他(編):腸疾患診療―プロセスとノウハウ,pp267-296,医学書院,2007
3)大川清孝,他:炎症性腸疾患と腸管感染症.胃と腸48:583-590,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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