文献詳細
特集 炎症性腸疾患攻略の手引き―これだけは知っておきたい!
炎症性腸疾患の診断は,どこまで進歩してきたか?
文献概要
ポイント
◎潰瘍性大腸炎と鑑別すべき感染性腸炎には,カンピロバクター腸炎,サルモネラ腸炎とアメーバ性腸炎がある.
◎Crohn病と鑑別が必要な感染性腸炎には,腸結核とエルシニア腸炎がある.
◎腸管感染症が炎症性腸疾患の増悪に関与することが知られている.潰瘍性大腸炎の増悪や難治化をみた場合には,Clostridium difficile やサイトメガロウイルスの関与がないかを考慮する.
◎潰瘍性大腸炎と鑑別すべき感染性腸炎には,カンピロバクター腸炎,サルモネラ腸炎とアメーバ性腸炎がある.
◎Crohn病と鑑別が必要な感染性腸炎には,腸結核とエルシニア腸炎がある.
◎腸管感染症が炎症性腸疾患の増悪に関与することが知られている.潰瘍性大腸炎の増悪や難治化をみた場合には,
参考文献
1)大川清孝,他:炎症性腸疾患と鑑別に迷う腸疾患の見分け方.medicina 45:800-803,2008
2)大川清孝:潰瘍性大腸炎.清水誠治,他(編):腸疾患診療―プロセスとノウハウ,pp267-296,医学書院,2007
3)大川清孝,他:炎症性腸疾患と腸管感染症.胃と腸48:583-590,2013
掲載誌情報