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特集 炎症性腸疾患攻略の手引き―これだけは知っておきたい! 炎症性腸疾患の診断は,どこまで進歩してきたか? 必要な検査―正確な診断のために何をどう行うか?
炎症性腸疾患診断における画像検査のアルゴリズム
著者: 渡辺憲治1 鎌田紀子2 山上博一2
所属機関: 1大阪市立総合医療センター消化器内科 2大阪市立大学大学院医学研究科消化器内科学
ページ範囲:P.1024 - P.1029
文献購入ページに移動◎正確な確定診断は炎症性腸疾患診療の基盤となるものであり,確実に行う.
◎治療方針や合併症の確認を含めた総合的な診療戦略の一環として,画像診断による治療効果の確認,経過観察,サーベイランスが計画的に施行される.その目的,症例の特徴に適合した検査法を選択するとともに,その精度向上に努める必要がある.
◎近年,内視鏡的な粘膜治癒を治療目標とすることの有益性が示されてきている.
◎炎症関連腫瘍早期発見のためのサーベイランスには生検も可能な内視鏡検査の有益性が高く,その精度向上も重要な課題である.
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