文献詳細
文献概要
特集 炎症性腸疾患攻略の手引き―これだけは知っておきたい! 炎症性腸疾患の診断は,どこまで進歩してきたか? 必要な検査―正確な診断のために何をどう行うか?
CT/MRI/超音波検査を使いこなす!
著者: 竹内健1 新井典岳1 鈴木康夫1
所属機関: 1東邦大学医療センター佐倉病院消化器内科
ページ範囲:P.1042 - P.1046
文献購入ページに移動◎炎症性腸疾患,特にCrohn病の小腸病変の診断にはCTやMRIによる画像診断が重要である.
◎腸管洗浄剤で代用した中性経口造影剤を分割投与し,適度に拡張させて撮影するCT enterography(CTE)やMR enterography(MRE)は,欧米ではCrohn病の小腸画像診断の中心になっている.
◎特に,MREはX線被曝の心配がないことから,モニタリングのため反復して検査することが必要となるCrohn病では頻用されている.
◎腹部超音波は前処置を要しない簡便な方法であり,スクリーニング検査として有用であるが,ドップラー法による血流評価により精査も可能である.
参考文献
掲載誌情報