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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻6号

2014年06月発行

文献概要

特集 炎症性腸疾患攻略の手引き―これだけは知っておきたい! 炎症性腸疾患の診断は,どこまで進歩してきたか? 必要な検査―正確な診断のために何をどう行うか?

CT/MRI/超音波検査を使いこなす!

著者: 竹内健1 新井典岳1 鈴木康夫1

所属機関: 1東邦大学医療センター佐倉病院消化器内科

ページ範囲:P.1042 - P.1046

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ポイント

◎炎症性腸疾患,特にCrohn病の小腸病変の診断にはCTやMRIによる画像診断が重要である.

◎腸管洗浄剤で代用した中性経口造影剤を分割投与し,適度に拡張させて撮影するCT enterography(CTE)やMR enterography(MRE)は,欧米ではCrohn病の小腸画像診断の中心になっている.

◎特に,MREはX線被曝の心配がないことから,モニタリングのため反復して検査することが必要となるCrohn病では頻用されている.

◎腹部超音波は前処置を要しない簡便な方法であり,スクリーニング検査として有用であるが,ドップラー法による血流評価により精査も可能である.

参考文献

1)竹内 健,他:CT―IBDにおけるCT enterographyとCT colonography. Intestine 18:167-173, 2014
2)竹内 健,他:炎症性腸疾患におけるCT・MRI所見.胃と腸48:753-757, 2013
3)竹内 健,他:炎症性腸疾患の画像診断,腹部超音波検査,CT検査(CTenterography/colonography).日本臨牀70:229-223, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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