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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻6号

2014年06月発行

文献概要

特集 炎症性腸疾患攻略の手引き―これだけは知っておきたい! 炎症性腸疾患の治療―いままでの治療・これからの治療 各種薬剤をどのように使用していくのか? 薬物療法

5-ASA製剤―基本薬剤の使い方に熟知する

著者: 樋田信幸1 中村志郎1

所属機関: 1兵庫医科大学医学部炎症性腸疾患学講座内科部門

ページ範囲:P.1054 - P.1056

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ポイント

◎5-ASA製剤は軽症~中等症および寛解期IBD患者に用いる基本薬剤である.

◎5-ASA製剤は安全性が高い薬剤である.

◎活動期UCの寛解導入療法として,高用量の経口5-ASA製剤が推奨される.

◎活動期UCにおいて経口5-ASA製剤に局所5-ASA製剤を併用すると有効性が高まる.

参考文献

1)Feagan BG, MacDonald JK:Oral 5-aminosalicylic acid for induction of remission in ulcerative colitis. Cochrane Database Syst Rev, 2012
2)厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等克服研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」班:平成24年度分担研究報告書別冊,潰瘍性大腸炎・クローン病診断基準・治療指針,平成24年度改訂版,2012
3)d'Albasio G, et al:Combined therapy with 5-aminosalicylic acid tablets and enemas for maintaining remission in ulcerative colitis;A randomized double-blind study. Am J Gastroenterol 92:1143-1147, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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