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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻6号

2014年06月発行

文献概要

特集 炎症性腸疾患攻略の手引き―これだけは知っておきたい! 炎症性腸疾患の治療―いままでの治療・これからの治療 各種薬剤をどのように使用していくのか? 薬物療法

タクロリムス―外来でも使用可能か?

著者: 松岡克善1 金井隆典1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部消化器内科

ページ範囲:P.1072 - P.1074

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ポイント

◎タクロリムスは難治性潰瘍性大腸炎に対して有効な治療選択肢である.

◎週2回の来院で,開始後2週間目には高率に目標トラフ濃度に達することが可能である.

◎外来での投与であっても,一定の有効性は期待できる.

◎外来での投与にあたっては,副作用の発現には細心の注意が必要である.

参考文献

1)Ogata H, et al:A randomized dose finding study of oral tacrolimus(FK506)therapy in refractory ulcerative colitis. Gut 55:1255-1262, 2006
2)Ogata H, et al:Double-blind, placebo-controlled trial of oral tacrolimus(FK506)in the management of hospitalized patients with steroid-refractory ulcerative colitis. Inflamm Bowel Dis 18:803-808, 2012
3)長沼 誠,他:活動性潰瘍性大腸炎に対する外来タクロリムス投与の安全性および血中濃度に関する探索的検討.日消誌111:276-287, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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