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特集 炎症性腸疾患攻略の手引き―これだけは知っておきたい! 炎症性腸疾患の治療―いままでの治療・これからの治療 各種薬剤をどのように使用していくのか? 薬物療法
生物学的製剤―使用法のコツ,知っておくべき副作用とは?
著者: 田中浩紀1 宮川麻希1 本谷聡1
所属機関: 1札幌厚生病院IBDセンター
ページ範囲:P.1076 - P.1079
文献購入ページに移動◎炎症性腸疾患に使用可能な生物学的製剤は,インフリキシマブとアダリムマブである.
◎投与時反応と感染症に注意が必要である.特に潜在性結核とB型肝炎のスクリーニングを必ず行う.
◎既存治療抵抗性の中等症~重症のCrohn病,既存治療で効果不十分の中等症~重症の難治性潰瘍性大腸炎で使用を考慮すべきである.
◎効果減弱時は手術適応となる病変を検索した後に,増量あるいは変更を考慮する.
◎免疫調節薬(アザチオプリン)の併用はインフリキシマブの効果減弱を抑制する可能性がある.
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