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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻6号

2014年06月発行

文献概要

特集 炎症性腸疾患攻略の手引き―これだけは知っておきたい! 炎症性腸疾患の治療―いままでの治療・これからの治療 各種薬剤をどのように使用していくのか? 外科治療

肛門部病変の診察と治療―視診,触診は重要!

著者: 藤川裕之1 太田章比古2 楠正人1

所属機関: 1三重大学大学院医学系研究科生命医科学専攻臨床医学系講座消化管・小児外科学 2愛知会家田病院

ページ範囲:P.1088 - P.1091

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ポイント

◎Crohn病の肛門病変は特徴的な所見をもち,問診や肛門部診察は診断に有用である.

◎痔瘻の長期経過症例では痔瘻癌合併の可能性を考慮する必要がある.

◎Crohn病に合併する痔瘻は内科的治療と外科的な局所感染制御の併用が有効である.

◎潰瘍性大腸炎でも肛門病変を認めることがあり,肛門病変があればCrohn病と安易に診断しないようにする.

参考文献

1)Hughes LE, Taylor BA:Perianal disease in Crohn's disease. Allan RN(ed):Inflammatory bowel disease, 2nd ed, pp351-361, Churchill Livingstone, London, 1990
2)Present DH, et al:Infliximab for the treatment of fistulas in patients with Crohn's disease. N Engl J Med 340:1398-1405, 1999
3)Regueiro M, et al:Treatment of perianal fistulizing Crohn's disease with infliximab alone or as an adjunct to exam under anesthesia with seton placement. Inflamm Bowel Dis 9:98-103, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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