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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻7号

2014年07月発行

特集 神経診察―そのポイントと次の一手

各論 【高次脳機能】

認知症状―本当に認知症か,その原因疾患は?

著者: 髙橋良一1 山田正仁1

所属機関: 1金沢大学大学院医薬保健学総合研究科脳医科学専攻脳老化・神経病態学

ページ範囲:P.1218 - P.1221

文献概要

ポイント

◎老年期認知症の患者数は増加しており,診療には一般内科医,かかりつけ医の担う役割が大きい.

◎認知症の主要な原因疾患には,Alzheimer病,Lewy小体型認知症,血管性認知症がある.

◎認知症の原因疾患を鑑別するためには,筋力低下やParkinsonismなど,身体所見の評価が重要である.

◎軽度認知障害の段階で早期診断し,認知症への進行を抑止することが現在の課題である.

参考文献

1)日本神経学会(監),「認知症疾患治療ガイドライン」作成合同委員会(編):認知症疾患治療ガイドライン2010,コンパクト版2012,医学書院,2012
2)日本認知症学会:認知症テキストブック,中外医学社,2008
3)田平 武,他:特別増刊号 認知症診療マニュアル,神経内科2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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