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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻7号

2014年07月発行

文献概要

特集 神経診察―そのポイントと次の一手 各論 【高次脳機能】

失語・失認・失行―診察の進め方と留意点

著者: 市川忠1

所属機関: 1埼玉県総合リハビリテーションセンター神経内科

ページ範囲:P.1222 - P.1226

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ポイント

◎言語機能障害を診る際は,自発語の流暢性,プロソディ,聴覚理解,復唱機能を確認して,失語症の分類を行う.

◎失認を診る際は,意識や感覚器の異常がないことを確認し,そのうえで患者が認知できない対象を限定する.

◎失行を診る際は,運動機能障害がないことを確認したうえでどのような行為ができないかを確認する.顔面口腔,四肢,全身それぞれの具体的な行為で検討する.

参考文献

1)江藤文夫(訳):高次脳機能検査―失行・失認・失語の本態と診断,医歯薬出版,2005
2)田川皓一,峰松一夫(監訳):神経心理学の局在診断,西村書店,1987
3)日本認知症学会(編):認知症テキストブック,中外医学社,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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