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文献概要
特集 神経診察―そのポイントと次の一手 各論 【脳神経系】
めまい,ふらつきの診かた
著者: 苅田典生1
所属機関: 1神戸大学医学部附属病院神経内科
ページ範囲:P.1232 - P.1235
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◎まず,回転性のめまい(vertigo)か,非回転性のふらつき(dizziness)かを問診で聞き分ける.
◎めまい(vertigo)であれば,後頭蓋窩の病変の可能性が高く随伴症状として脳神経障害の有無を診察することで局在診断が可能となる.
◎ふらつき(dizziness)自体には局在診断的な意義はないため,他の症状,所見から鑑別診断を行う.
◎基本的にMRIなどの画像診断は必須であるが,後頭蓋窩の微小病変では,病変部位を予測しておかないと見落とすことがある.
◎まず,回転性のめまい(vertigo)か,非回転性のふらつき(dizziness)かを問診で聞き分ける.
◎めまい(vertigo)であれば,後頭蓋窩の病変の可能性が高く随伴症状として脳神経障害の有無を診察することで局在診断が可能となる.
◎ふらつき(dizziness)自体には局在診断的な意義はないため,他の症状,所見から鑑別診断を行う.
◎基本的にMRIなどの画像診断は必須であるが,後頭蓋窩の微小病変では,病変部位を予測しておかないと見落とすことがある.
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