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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻7号

2014年07月発行

文献概要

特集 神経診察―そのポイントと次の一手 各論 【自律神経系】

便秘・排便障害―その病態と診断

著者: 鎌田和浩1 伊藤義人1

所属機関: 1京都府立医科大学消化器内科

ページ範囲:P.1286 - P.1288

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ポイント

◎便秘は成因から,器質性便秘,薬剤性便秘,症候性便秘,機能性便秘に分類される.

◎便秘はParkinson病の随伴症状であるだけでなく,前駆症状でもある.

◎便秘の要因として,摂食障害,腸管蠕動低下,直腸肛門機能障害などの病態が混在する.

◎便秘の原因となる背景疾患があっても器質的疾患の有無の診断は重要であり,常に念頭に置いて検査を進める.

参考文献

1)加藤公敏:便秘,菅野健太郎,他(編):消化器疾患最新の治療2013-2014, pp 91-94,南江堂,2013
2)朝比奈正人:排泄障害の病態とその管理.難病と在宅ケア17:7-10, 2011
3)舘野冬樹,榊原隆次:パーキンソン病の排便障害(1)パーキンソン病のイレウスと便秘.排尿障害プラクティス21:47-51, 2013
4)榊原隆次,岸 雅彦:パーキンソン病の自律神経障害.東邦医会誌56:296-305, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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