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特集 神経診察―そのポイントと次の一手 各論 【その他】
頭痛―神経診察が特に役立つ頭痛とその症候の診かた
著者: 塩尻俊明1
所属機関: 1国保旭中央病院総合診療内科
ページ範囲:P.1300 - P.1303
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◎頭痛に関して,見逃してはならない疾患として,くも膜下出血と化膿性髄膜炎がある.これらを診断するうえで,髄膜徴候である項部硬直,eyeball tenderness,jolt accentuationを習熟しておく必要がある.
◎椎骨動脈解離にはくも膜下出血例と非くも膜下出血例があり,それぞれの典型的病例を知っておく必要がある.
◎椎骨動脈解離による延髄外側症候群で出現率が高いHorner症候群を見逃さない.
◎頭痛に関して,見逃してはならない疾患として,くも膜下出血と化膿性髄膜炎がある.これらを診断するうえで,髄膜徴候である項部硬直,eyeball tenderness,jolt accentuationを習熟しておく必要がある.
◎椎骨動脈解離にはくも膜下出血例と非くも膜下出血例があり,それぞれの典型的病例を知っておく必要がある.
◎椎骨動脈解離による延髄外側症候群で出現率が高いHorner症候群を見逃さない.
参考文献
1)塩尻俊明:手軽にとれる神経所見,文光堂,2011
2)細矢貴亮:頭蓋内動脈解離の画像診断.神経内科59:369-379, 2003
3)金城光代,他:ジェネラリストのための内科外来マニュアル.医学書院,2013
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