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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻7号

2014年07月発行

書評

―酒見英太 監修 上田剛士 著―ジェネラリストのための内科診断リファレンス―エビデンスに基づく究極の診断学をめざして フリーアクセス

著者: 林寛之1

所属機関: 1福井大病院・総合診療部

ページ範囲:P.1237 - P.1237

文献概要

 これだけのボリュームを一人で書きあげるなんて驚愕の事実! なにしろこれでもかこれでもかとコンパクトにエビデンスが書き連ねてある.

 特筆すべきは症候学や疾病各論のみならず,日本の現状に合わせたテーラーメイドな解説が微に入り細に入り記載されていることだ.エビデンスというと,どうしても「『では』の神」(アメリカでは~,アメリカでは~)となってしまうところだが,多くの海外の論文を参考にしながら,日本で医療をしていくにはどうしたらいいのかがきちんと書いてある.また単純に事実の羅列にとどまらず,上田剛士先生による「解釈」が入っており,『生きた』知識になっている.大学教授が机上でこねくり回した机上の知識じゃないのがいい.……って大学教授が言っちゃっていいのかしらン??

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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