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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻8号

2014年08月発行

文献概要

特集 糖尿病患者を診る―治療と兼科のポイント 併存疾患からみた治療と兼科のポイント 【消化器疾患】

肝と糖尿病―肝疾患時の注意点

著者: 永井義夫1 田中逸1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学代謝・内分泌内科

ページ範囲:P.1434 - P.1437

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ポイント

◎内科医,特に肝臓病医が生活習慣病としての肝疾患を診る機会が増え,糖尿病医との連携が重要である.

◎肝疾患による糖代謝異常のメカニズムはインスリン抵抗性を背景としている.

◎重度の肝障害では経口薬が不適の場合が多く,インスリン導入をためらってはならない.

参考文献

1)堀田 饒,他:アンケート調査による日本人糖尿病の死因―1991~2000年の10年間,18,385名での検討.糖尿病 50:47-61,2007
2)El-Serag HB,et al:The association between diabetes and hepatocellular carcinoma;A systematic review of epidemiologic evidence.Clin Gastroenterol Hepatol 4:369-380,2006
3)日本肝臓学会(編):NASH・NAFLDの診療ガイド2010,pp 45-46,文光堂,2010
4)日本糖尿病学会 ビグアナイド薬の適正使用に関する委員会:ビグアナイド薬の適正使用に関するRecommendation,2014 http://www.jds.or.jp/modules/important/index.php?page=article&storyid=20

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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