文献詳細
特集 糖尿病患者を診る―治療と兼科のポイント
併存疾患からみた治療と兼科のポイント 【代謝疾患】
文献概要
ポイント
◎糖尿病ではさまざまなリポ蛋白代謝異常が複合的に現れるため,脂質異常症はさまざまな表現型をとる.
◎内臓脂肪の過剰な蓄積を解消することで,糖尿病と脂質異常症のいずれにおいても大きな治療効果が期待できる.
◎糖尿病に合併する高LDL-C血症の治療においては,スタチン系薬を第一選択薬とする.
◎ヘモクロマトーシスではインスリン抵抗性とインスリン分泌能低下の両者が起こりうる.
◎糖原病では早期からの食事療法による低血糖予防によって諸症状の改善が期待できる.
◎糖尿病ではさまざまなリポ蛋白代謝異常が複合的に現れるため,脂質異常症はさまざまな表現型をとる.
◎内臓脂肪の過剰な蓄積を解消することで,糖尿病と脂質異常症のいずれにおいても大きな治療効果が期待できる.
◎糖尿病に合併する高LDL-C血症の治療においては,スタチン系薬を第一選択薬とする.
◎ヘモクロマトーシスではインスリン抵抗性とインスリン分泌能低下の両者が起こりうる.
◎糖原病では早期からの食事療法による低血糖予防によって諸症状の改善が期待できる.
参考文献
1)日本動脈硬化学会(編):脂質異常症の管理目標.動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版,pp13-18,日本動脈硬化学会,2012
2)日本糖尿病学会(編):糖尿病に合併した高脂血症.科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2013,pp199-216,南江堂,2013
3)Cholesterol Treatment Trialists'(CTT)collaborators:Efficacy of cholesterol-lowering therapy in 18,686 people with diabetes in 14 randomised trials of statins;A meta-analysis. Lancet 371:117-125, 2008
4)Satter N, et al:Statins and risk of incident diabetes;A collaborative meta-analysis of randomized statin trials. Lancet 375:735-742, 2010
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