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書評
―河野 茂,早田 宏 編―レジデントのための呼吸器診療マニュアル―第2版
著者: 大生定義12
所属機関: 1立教大社会学部 2立教学院診療所
ページ範囲:P.1501 - P.1501
文献購入ページに移動 この度,『レジデントのための呼吸器診療マニュアル 第2版』が上梓された.「第2版の序」で,編集者のお一人である河野茂先生が,長崎大医学部の「如己博愛」を説かれ,さらに「ジェネラリストの基盤があってこその呼吸器内科の専門性があると信じている」として基本方針をうたわれている.この方針に沿いつつのアップデート版である.
本書はAからEの5章構成になっている.「A 疾患・症状のマネジメント」では,A1で呼吸器診療全体の流れ,臨床推論の基本が述べられた後,血痰? 市中肺炎に出あったら? など具体的臨床的問題についてフローチャートなどで簡潔に提示され,分担執筆の熟練指導医からのコツ・Tipsがちりばめられている.コラムのミニレクチャーも要領よく適切である.読者対象が呼吸器内科の専門研修医と指導医とされているが,他分野の医師や呼吸器病の理解を求める医療・医学教育関係者にも大変役立つ.
本書はAからEの5章構成になっている.「A 疾患・症状のマネジメント」では,A1で呼吸器診療全体の流れ,臨床推論の基本が述べられた後,血痰? 市中肺炎に出あったら? など具体的臨床的問題についてフローチャートなどで簡潔に提示され,分担執筆の熟練指導医からのコツ・Tipsがちりばめられている.コラムのミニレクチャーも要領よく適切である.読者対象が呼吸器内科の専門研修医と指導医とされているが,他分野の医師や呼吸器病の理解を求める医療・医学教育関係者にも大変役立つ.
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