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特集 ここが知りたい循環器診療―パールとピットフォール よくみる症候からのアプローチ―問診,診察のコツと検査の進め方
動悸を訴える患者の診かた
著者: 清水昭彦1
所属機関: 1山口大学大学院医学系研究科保健学系学域
ページ範囲:P.1608 - P.1610
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◎動悸を訴える患者をみたらまず脈をとり,心悸亢進患者と不整脈患者の鑑別を第一に行う.
◎突然始まり,突然停止する規則正しい数えきれない動悸の原因は発作性上室性頻拍をまず考える.
◎突然始まり,徐々に治まる動悸は心房細動をまず考える.
◎動悸を訴える原因は心疾患だけではない.
◎随伴症状の有無のみで不整脈の診断をすると危険.
◎動悸を訴える患者をみたらまず脈をとり,心悸亢進患者と不整脈患者の鑑別を第一に行う.
◎突然始まり,突然停止する規則正しい数えきれない動悸の原因は発作性上室性頻拍をまず考える.
◎突然始まり,徐々に治まる動悸は心房細動をまず考える.
◎動悸を訴える原因は心疾患だけではない.
◎随伴症状の有無のみで不整脈の診断をすると危険.
参考文献
1)清水昭彦:動悸,心悸亢進.井上 博,他(編):今日の循環器疾患治療指針,第3版,pp 15-17,医学書院,2013
2)清水昭彦・木村征靖:Holter心電図とは何か? 井上 博・増山 理(編):エキスパートをめざす循環器診療―不整脈,pp 35-47,南江堂,2006
3)清水昭彦:心室期外収縮3連発.医事新報4670:22-27,2013
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