文献詳細
特集 ここが知りたい循環器診療―パールとピットフォール
よくみる症候からのアプローチ―問診,診察のコツと検査の進め方
文献概要
パールとピットフォール
◎失神患者の診断の決め手は詳細な問診にあり,不要な検査は避ける.
◎患者本人からの状況把握が難しい場合は,目撃者からの情報収集を行う.
◎一過性意識消失の原因が失神か否かを見極める.高齢者では健忘もありうる.
◎心原性失神か否かの早急な鑑別が重要である.
◎基礎疾患・心電図異常のない若年者の失神患者は反射性失神を疑う.
◎失神患者の診断の決め手は詳細な問診にあり,不要な検査は避ける.
◎患者本人からの状況把握が難しい場合は,目撃者からの情報収集を行う.
◎一過性意識消失の原因が失神か否かを見極める.高齢者では健忘もありうる.
◎心原性失神か否かの早急な鑑別が重要である.
◎基礎疾患・心電図異常のない若年者の失神患者は反射性失神を疑う.
参考文献
1)Moya A, et al:Guidelines for the diagnosis and management of syncope(version 2009). Eur Heart J 30:2631-2671, 2009
2)日本循環器学会,他(編):失神の診断・治療ガイドライン(2012年改訂版),2012 http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2012_inoue_h.pdf
3)Stein KM, et al:Formal analysis of the optimal duration of tilt testing for the diagnosis of neurally mediated syncope. Am Heart J 141:282-288, 2001
掲載誌情報