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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻9号

2014年09月発行

文献概要

特集 ここが知りたい循環器診療―パールとピットフォール 知っておきたい検査のポイント

循環器領域の放射線画像診断のピットフォール

著者: 末吉英純1

所属機関: 1長崎大学病院放射線科

ページ範囲:P.1639 - P.1643

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パールとピットフォール

◎胸部単純X線写真の背臥位撮影では,心胸郭比が正常例でも増大する.

◎冠動脈CTでは,石灰化プラークがある場合,狭窄度を過大評価する傾向がある.

◎胸部CTでは上行大動脈に解離が存在するのか,あるいはモーションアーチファクトなのか鑑別が難しい場合がある.

◎心臓MRIで用いられる基準となる断面は,左室軸を基準とした断面が用いられるため注意が必要である.

◎心臓MRIでは,MRI特有のさまざまなアーチファクトが病変と紛らわしいことがある.

参考文献

1)林 邦昭,中田 肇:新版胸部単純X線診断―画像の成り立ちと読影の進め方,学研メディカル秀潤社,2000
2)Hazirolan T, et al:Myocardial bridging on MDCT. Am J Roentgenol 188:1074-1080, 2007
3)Leber AW, et al:Accuracy of 64-slice computed tomography to classify and quantify plaque volumesin the proximal coronary system;A comparative study using intravascular ultrasound. J Am Coll Cardiol 47:672-677, 2006
4)McMahon MA, Squirrell CA:Multidetector CT of aortic dissection:A pictorial review. Radiographics 30:445-460, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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