文献詳細
特集 ここが知りたい循環器診療―パールとピットフォール
知っておきたい検査のポイント
文献概要
パールとピットフォール
◎胸部単純X線写真の背臥位撮影では,心胸郭比が正常例でも増大する.
◎冠動脈CTでは,石灰化プラークがある場合,狭窄度を過大評価する傾向がある.
◎胸部CTでは上行大動脈に解離が存在するのか,あるいはモーションアーチファクトなのか鑑別が難しい場合がある.
◎心臓MRIで用いられる基準となる断面は,左室軸を基準とした断面が用いられるため注意が必要である.
◎心臓MRIでは,MRI特有のさまざまなアーチファクトが病変と紛らわしいことがある.
◎胸部単純X線写真の背臥位撮影では,心胸郭比が正常例でも増大する.
◎冠動脈CTでは,石灰化プラークがある場合,狭窄度を過大評価する傾向がある.
◎胸部CTでは上行大動脈に解離が存在するのか,あるいはモーションアーチファクトなのか鑑別が難しい場合がある.
◎心臓MRIで用いられる基準となる断面は,左室軸を基準とした断面が用いられるため注意が必要である.
◎心臓MRIでは,MRI特有のさまざまなアーチファクトが病変と紛らわしいことがある.
参考文献
1)林 邦昭,中田 肇:新版胸部単純X線診断―画像の成り立ちと読影の進め方,学研メディカル秀潤社,2000
2)Hazirolan T, et al:Myocardial bridging on MDCT. Am J Roentgenol 188:1074-1080, 2007
3)Leber AW, et al:Accuracy of 64-slice computed tomography to classify and quantify plaque volumesin the proximal coronary system;A comparative study using intravascular ultrasound. J Am Coll Cardiol 47:672-677, 2006
4)McMahon MA, Squirrell CA:Multidetector CT of aortic dissection:A pictorial review. Radiographics 30:445-460, 2010
掲載誌情報