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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻9号

2014年09月発行

文献概要

特集 ここが知りたい循環器診療―パールとピットフォール 救急でよくみる循環器疾患

急性冠症候群を見逃さないために

著者: 前村浩二1

所属機関: 1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科循環器内科学

ページ範囲:P.1644 - P.1648

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パールとピットフォール

◎胸痛がなくても常に急性冠症候群を鑑別に考える.

◎胸部症状がある患者では,急性冠症候群の心電図変化があると疑って読む.

◎以前の心電図との比較は診断能を格段に向上させる.

◎新規左脚ブロック出現時は心筋梗塞を疑う.

◎疑わしきは入院させて経時的な変化を観察すべきである.

参考文献

1)高野照夫,他:東京都CCUネットワークの活動状況報告と急性冠症候群の発症状況について.Ther Res 18:2555-2560, 1997
2)Thuresson M, et al:Symptoms and type of symptom onset in acute coronary syndrome in relation to ST elevation, sex, age, and a history of diabetes. Am Heart J 150:234-242, 2005
3)日本循環器学会,他(編):ST上昇型心筋梗塞の診療に関するガイドライン(2013年改訂版). http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2013_kimura_h.pdf
4)日本循環器学会,他(編):非ST上昇型急性冠症候群の診療に関するガイドライン(2012年改訂版). http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2012_kimura_h.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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