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特集 ここが知りたい循環器診療―パールとピットフォール 救急でよくみる循環器疾患
高血圧緊急症―どのような場合にどこまで降圧すべきか
著者: 藤島慎一郎1 土橋卓也1
所属機関: 1社会医療法人製鉄記念八幡病院高血圧センター
ページ範囲:P.1686 - P.1689
文献購入ページに移動◎緊急に降圧が必要かどうかは,血圧の高さだけで決まるのではない.
◎血圧の上昇によって,標的臓器に急性の障害が生じ進行する病態があるかどうかで判断する.
◎急速で過剰な降圧は脳,心臓,腎臓などの虚血性障害を引き起こす可能性がある.
◎一般的な降圧目標は,はじめの1時間以内では平均血圧で25%低下まで,次の2~6時間では160/100~110mmHg(ただし病態によって異なる).
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