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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻9号

2014年09月発行

文献概要

書評

―浦野房三 著―軸性脊椎関節炎―診断からリハビリ・患者指導まで

著者: 齋藤輝信12

所属機関: 1国立病院機構仙台西多賀病院 リウマチ疾患研究センター 2前 東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター

ページ範囲:P.1776 - P.1776

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 この度は,著者のライフワークである付着部炎そして脊椎関節炎に関する膨大な研究成果のなかから,本書を纏められたことに対し,改めて敬意を表します.

 そのなかで,本領域の分野が欧米諸国と比べて著しく立ち遅れていることを懸念し,その要因として医学教育の在り方に着目しておられます.これはきわめて重要な指摘であります.私の現職中を振り返りますと,限られた時間内にリウマチ学全般を講義するため,広く浅くなりがちですし,興味ある疾患にのみ時間を割くと,そのぶん他は浅くなるか,割愛せざるをえない現実がありました.しかし,いずれにしても軸性脊椎関節炎(当時は強直性脊椎炎)をはずした講義が許されるはずがないことは明白です.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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