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文献概要
特集 循環器薬up to date 2015 慢性期治療─日常遭遇する疾患
心室性不整脈
著者: 吉田幸彦1
所属機関: 1名古屋第二赤十字病院循環器内科
ページ範囲:P.52 - P.56
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●基礎心疾患がない症例における心室期外収縮(PVC),非持続性心室頻拍(非持続性VT)は,自覚症状がなければ薬物投与を行う必要はない.
●基礎心疾患に伴うPVCを抗不整脈薬で治療して予後が改善したというエビデンスはない.
●基礎心疾患を有する症例の心室性不整脈では,抗不整脈薬よりもβ遮断薬,ACE阻害薬,ARBによる原疾患治療を優先する.
●アミオダロンの通常用量を長期に使用すれば,しばしば副作用が出現する.
●基礎心疾患がない症例における心室期外収縮(PVC),非持続性心室頻拍(非持続性VT)は,自覚症状がなければ薬物投与を行う必要はない.
●基礎心疾患に伴うPVCを抗不整脈薬で治療して予後が改善したというエビデンスはない.
●基礎心疾患を有する症例の心室性不整脈では,抗不整脈薬よりもβ遮断薬,ACE阻害薬,ARBによる原疾患治療を優先する.
●アミオダロンの通常用量を長期に使用すれば,しばしば副作用が出現する.
参考文献
1)奥村 謙,他:持続性心室頻拍・心室細動の治療.日獨医報48:臨時増刊号1 S7-S19 2003
2)循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2008年度合同研究班報告),不整脈薬物治療に関するガイドライン(2009年改訂版) http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_kodama_h.pdf(2014年9月閲覧)
3)村川裕二:循環器治療薬ファイル—薬物治療のセンスを身につける,第2版,MEDSi,2012
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