文献詳細
特集 循環器薬up to date 2015
慢性期治療─しばしば遭遇する疾患
文献概要
ポイント
●まず投薬の前に肺動脈性肺高血圧症(PAH)の確定診断と病型分類,重症度評価が重要である.
●診断後早期に肺高血圧症診療の経験豊富な専門施設への紹介が望ましい.
●カルシウムチャネル拮抗薬(CCB)は,急性肺血管反応性試験陰性例では漫然と継続しない.
●PAH特異的治療薬は,個々の副作用や薬剤間の相互作用に十分注意する.
●まず投薬の前に肺動脈性肺高血圧症(PAH)の確定診断と病型分類,重症度評価が重要である.
●診断後早期に肺高血圧症診療の経験豊富な専門施設への紹介が望ましい.
●カルシウムチャネル拮抗薬(CCB)は,急性肺血管反応性試験陰性例では漫然と継続しない.
●PAH特異的治療薬は,個々の副作用や薬剤間の相互作用に十分注意する.
参考文献
1)Humbert M, et al:Treatment of pulmonary arterial hypertension. N Engl J Med 351:1425-1436, 2004
2)中西宣文,他:肺高血圧症の臨床.医薬ジャーナル,2013
3)循環器病の診断と診療に関するガイドライン(2011年度合同研究班報告),肺高血圧症治療ガイドライン(2012年改訂版) http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2012_nakanishi_h.pdf(2014年10月閲覧)
4)伊藤 浩,他:肺高血圧症診療マニュアル,南江堂,2012
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