icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina52巻10号

2015年09月発行

文献概要

特集 内科プライマリケアのための消化器診療Update 食道・胃・十二指腸疾患

急性胃炎・急性胃粘膜病変

著者: 洲崎文男1

所属機関: 1横浜南共済病院消化器内科

ページ範囲:P.1670 - P.1672

文献購入ページに移動
ポイント
●急性胃炎/胃粘膜病変は慢性胃炎や慢性潰瘍とは異なる病態で,急激に発症し,急性の経過をたどる.
●病因は薬剤性や種々のストレスのほか,Helicobacter pylori急性感染,酸・アルカリ・アルコールによる直接傷害,アニサキス症など多彩である.
●治療は酸分泌抑制薬を基本として,病状に応じて抗コリン薬や粘膜保護薬を併用する.

参考文献

1)Kats D, Siegel HI:Erosive gastritis and acute gastrointestinal mucosal lesion. Glass GB(ed);Progress in Gastoroenterology, p 47, Grune & Stratton, New York, 1968
感染診断の問題点について─.日消誌111:899-908,2014
3)日本消化器病学会(編):消化性潰瘍診療ガイドライン2015.改訂第2版,南江堂,2015
4)洲崎文男,他:心肺蘇生症例の中枢神経系障害と急性胃粘膜病変の関係.日消誌99:264-269, 2002
5)Itoh M, Guth PH:Role of oxygen-derived free radicals in hemorrhagic shock-induces gastric lesions in the rat. Gastroenterology 88:1162-1167, 1985

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら