文献詳細
特集 内科プライマリケアのための消化器診療Update
食道・胃・十二指腸疾患
文献概要
ポイント
●急性胃炎/胃粘膜病変は慢性胃炎や慢性潰瘍とは異なる病態で,急激に発症し,急性の経過をたどる.
●病因は薬剤性や種々のストレスのほか,Helicobacter pylori 急性感染,酸・アルカリ・アルコールによる直接傷害,アニサキス症など多彩である.
●治療は酸分泌抑制薬を基本として,病状に応じて抗コリン薬や粘膜保護薬を併用する.
●急性胃炎/胃粘膜病変は慢性胃炎や慢性潰瘍とは異なる病態で,急激に発症し,急性の経過をたどる.
●病因は薬剤性や種々のストレスのほか,
●治療は酸分泌抑制薬を基本として,病状に応じて抗コリン薬や粘膜保護薬を併用する.
参考文献
1)Kats D, Siegel HI:Erosive gastritis and acute gastrointestinal mucosal lesion. Glass GB(ed);Progress in Gastoroenterology, p 47, Grune & Stratton, New York, 1968
感染診断の問題点について─.日消誌111:899-908,2014
3)日本消化器病学会(編):消化性潰瘍診療ガイドライン2015.改訂第2版,南江堂,2015
4)洲崎文男,他:心肺蘇生症例の中枢神経系障害と急性胃粘膜病変の関係.日消誌99:264-269, 2002
5)Itoh M, Guth PH:Role of oxygen-derived free radicals in hemorrhagic shock-induces gastric lesions in the rat. Gastroenterology 88:1162-1167, 1985
掲載誌情報