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特集 内科プライマリケアのための消化器診療Update 小腸・大腸疾患
Crohn病
著者: 長堀正和1
所属機関: 1東京医科歯科大学消化器内科
ページ範囲:P.1718 - P.1721
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●Crohn病の初期の症状は多彩であり,いわゆる「典型例」ばかりではない.
●Crohn病の診断は画像検査などの形態学的所見に依存するため,診断に迷った場合は躊躇することなく専門医に紹介する.
●Crohn病治療の進歩は著しく,治療目標に対する考え方は10年前とはまったく変わってきている.したがって,症状が乏しいからといって漫然と治療を継続することなく,病変部位などに応じた,適切な画像検査による評価が必要である.
●Crohn病の初期の症状は多彩であり,いわゆる「典型例」ばかりではない.
●Crohn病の診断は画像検査などの形態学的所見に依存するため,診断に迷った場合は躊躇することなく専門医に紹介する.
●Crohn病治療の進歩は著しく,治療目標に対する考え方は10年前とはまったく変わってきている.したがって,症状が乏しいからといって漫然と治療を継続することなく,病変部位などに応じた,適切な画像検査による評価が必要である.
参考文献
1)厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」平成26年度総括・分担研究報告書
2)厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」(鈴木班)平成26年度分担研究報告書別冊
3)Lim WC, et al:Aminosalicylates for induction of remission or response in Crohn's disease. Cochrane Database Syst Rev:CD008870, 2010
4)Cosnes J, et al:Long-term evolution of disease behavior of Crohn's disease. Inflamm Bowel Dis 8:244-250, 2002
5)日本消化器病学会(編):クローン病診療ガイドライン,南江堂,2010
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