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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻10号

2015年09月発行

文献概要

特集 内科プライマリケアのための消化器診療Update 肝疾患

B型慢性肝炎

著者: 山田典栄1 四柳宏2

所属機関: 1清川病院肝臓病研究センター 2東京大学感染症内科

ページ範囲:P.1743 - P.1747

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ポイント
●B型慢性肝炎の長期治療目標はHBs抗原の消失である.
●Peg-IFNは期間限定の治療あり,長期的にはHBs抗原陰性化が期待できる.
●核酸アナログ製剤の第一選択薬はエンテカビル(ETV)またはテノホビル(TDF)である.
●HBV再活性化防止のため,免疫抑制・化学療法施行前のスクリーニング検査が必要である.
●B型肝炎ワクチンの定期接種化が決定し,準備が進められている.

参考文献

1)小山富子,他:岩手県におけるB型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルスの感染状況について─出生年コホート別にみた解析─.厚生労働科学研究費補助金(肝炎等克服緊急対策研究事業)「肝炎状況・長期予後の疫学に関する研究」班研究報告書・平成21年度分担研究報告書,pp 179-197, 2010
2)Matsuura K, et al:Distribution of hepatitis B virus genotypes among patients with chronic infection in Japan shifting toward an increase of genotype A. J Clin Microbiol 47:1476-1483, 2009
3)日本肝臓学会肝炎診療ガイドライン作成委員会(編):B型肝炎治療ガイドライン,第2.1版,2015(https://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/jsh_guidlines/hepatitis_b)
4)Tamori A, et al:Add-on combination therapy with adefovir dipivoxil induces renal impairment in patients with lamivudine-refractory hepatitis B virus. J Viral Hepat 17:123-129, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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