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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻10号

2015年09月発行

文献概要

特集 内科プライマリケアのための消化器診療Update 肝疾患

アルコール性肝障害

著者: 森實敏夫123

所属機関: 1日本医療機能評価機構 2大船中央病院消化器・IBDセンター 3東邦大学医学部

ページ範囲:P.1758 - P.1761

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ポイント
●アルコール性肝障害は過剰飲酒により引き起こされる肝障害で,アルコール性脂肪肝,アルコール性線維症,アルコール性肝硬変,アルコール性肝炎の病型がある.
●禁酒が最も重要な治療であるが,アルコール依存症の場合は精神科との連携が望ましい.
●アルコール性肝炎は重症度判定を行い,特に重症の場合は,専門医へ依頼する.
●重症アルコール性肝炎に対しては,入院のうえステロイドによる治療が行われる.

参考文献

1)堤 幹宏:わが国におけるアルコール性肝障害の現状と診断基準の変遷.日消誌109:1509-1517, 2012
2)Mathurin P, et al:Corticosteroids improve short-term survival in patients with severe alcoholic hepatitis;Meta-analysis of individual patient data. Gut 60:255-260, 2011
3)Thursz MR, et al:Prednisolone or pentoxifylline for alcoholic hepatitis. N Engl J Med 372:1619-1628, 2015
4)Higuera-de la Tijera F, et al:Treatment with metadoxine and its impact on early mortality in patients with severe alcoholic hepatitis. Ann Hepatol 13:343-352, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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