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特集 内科プライマリケアのための消化器診療Update 胆・膵疾患
慢性膵炎
著者: 川口義明1
所属機関: 1東海大学医学部消化器内科
ページ範囲:P.1790 - P.1793
文献購入ページに移動●慢性膵炎とは,膵臓で作られる消化酵素が活性化されて,自分の膵臓を自己消化する膵臓の慢性炎症である.
●初期には上腹部痛や腰背部痛(代償期),進行すると消化吸収不良や糖尿病が出現する(非代償期).
●問診,一般検査(膵消化酵素値),膵内外分泌機能検査,画像検査によって総合的に診断.
●代償期は,禁酒と脂肪制限.非代償期の消化吸収不良に対しては消化酵素薬投与,糖尿病に対しては血糖コントロールを行う.
●膵石,膵管狭窄など膵液流出障害が疑われる場合には,内視鏡治療(ESWL併用)や外科的手術を考慮.
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