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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻10号

2015年09月発行

文献概要

連載 総合診療のプラクティス 患者の声に耳を傾ける・14

患者が自ら語らない症候を引き出す

著者: 山崎海成1 見坂恒明2

所属機関: 1公立豊岡病院総合診療科 2神戸大学大学院医学研究科地域医療支援学部門

ページ範囲:P.1838 - P.1841

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 医療面接では,しばしば患者は自分が最も気になることのみを話し,それに付随,あるいは同時期に起こったことでも,「関連性がないだろう」と判断すれば,語らないことがあります.そうした語られない所見を患者から引き出すきっかけとなるのが,システムレビューや丹念な身体診察です.今回は,浮腫を主訴に受診した患者で,システムレビューと局所の診察により,診断に結びついた症例を紹介します.

参考文献

1)清水郁夫,徳竹康二郎(監訳):セイントとフランシスの総合外来診療ガイド,メディカル・サイエンス・インターナショナル,2009
2)清水 宏:あたらしい皮膚科学(第2版),中山書店,2011
3)柴田寿彦,長田芳幸(訳):マクギーの身体診断学(第2版/原著第3版)─エビデンスにもとづくグローバル・スタンダード,診断と治療社,2014
4)Wells PS, et al:Value of assessment of pretest probability of deep-vein thrombosis in clinical management. Lancet 350:1795-1798, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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