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文献詳細

雑誌文献

medicina52巻11号

2015年10月発行

文献概要

特集 いまアレルギー外来がおもしろい—安全で効果の高い治療を使いこなす 治療薬を使いこなす

抗ヒスタミン薬

著者: 牧野公治1 尹浩信2

所属機関: 1国立病院機構熊本医療センター皮膚科 2熊本大学大学院生命科学研究部皮膚病態治療再建学分野

ページ範囲:P.1882 - P.1884

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ポイント
●多くのアレルギー疾患では,非鎮静性の抗ヒスタミン薬,いわゆる第3世代抗ヒスタミン薬を第一選択として用いる.
●体内薬物動態や患者の年齢,生活や労働の状況,希望などを勘案して抗ヒスタミン薬を選択する.
●効果が不十分の場合は,同じ抗ヒスタミン薬を増量して投与するのがよい.

参考文献

1)平群真記子,秀 道広:蕁麻疹に対する抗ヒスタミン薬の使い方,五十嵐敦之(編):1冊でわかる最新皮膚科治療,pp 79-81,文光堂,2013
2)森田栄伸:抗ヒスタミン・アレルギー薬,玉置邦彦(編):皮膚科治療学 皮膚科救急,pp 84-90,中山書店,2003
3)五十嵐敦之:抗ヒスタミン薬を小児,高齢者,妊婦・授乳婦に使用する際の注意点,五十嵐敦之(編):1冊でわかる最新皮膚科治療,pp 84-87,文光堂,2013
4)森田栄伸:抗ヒスタミン剤,塩原哲夫(編):1冊でわかる皮膚アレルギー,pp 82-85,文光堂,2012
5)室田浩之:蕁麻疹に用いる抗ヒスタミン薬の種類と特徴,秀 道広(編):蕁麻疹・血管性浮腫パーフェクトマスター,pp 98-101,中山書店,2013
6)幸野 健:抗ヒスタミン薬のインペアード・パフォーマンス,五十嵐敦之(編):1冊でわかる最新皮膚科治療,pp 88,文光堂,2013
7)谷内和彦,他:中枢に移行しない第2世代抗ヒスタミン薬─PETによる脳内移行性に関する研究.西日皮膚71:3-6, 2009
8)秀 道広,他:蕁麻疹診療ガイドライン.日皮会誌121:1339-1388, 2011
9)森田栄伸:湿疹・皮膚炎群に対する抗ヒスタミン薬の使い方,五十嵐敦之(編):1冊でわかる最新皮膚科治療,pp 82-83,文光堂,2013
10)古川福実:慢性蕁麻疹の治療,秀 道広(編):蕁麻疹・血管性浮腫パーフェクトマスター,pp 155-162,中山書店,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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