icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina52巻11号

2015年10月発行

文献概要

特集 いまアレルギー外来がおもしろい—安全で効果の高い治療を使いこなす 治療薬を使いこなす

点眼薬

著者: 内尾英一1

所属機関: 1福岡大学眼科学教室

ページ範囲:P.1886 - P.1889

文献購入ページに移動
ポイント
●アレルギー性結膜疾患の治療薬には,抗アレルギー薬,ステロイド薬,免疫抑制薬や非ステロイド性抗炎症薬などのさまざまな点眼薬があり,病態や重症度によって使い分ける.
●ステロイド点眼薬は作用が強く,重症例では抗アレルギー点眼薬としばしば併用される.
●免疫抑制薬はT細胞を効果的に抑制する.点眼製剤はシクロスポリンとタクロリムスである.
●ステロイド点眼薬の眼局所副作用としては,眼圧上昇,感染症誘発などがあるため,定期的に眼圧を測定することが必要である.

参考文献

1)大路正人,他:小児におけるステロイドレスポンダーの頻度.臨床眼科45:749-752, 1992
2)Ebihara N, et al:Blood level of tacrolimus in patients with severe allergic conjunctivitis treated by 0.1% tacrolimus ophthalmic suspension. Allergol Int 61:275-282, 2012
3)Asai T, et al:Three cases of corneal melting after instillation of a new nonsteroidal anti-inflammatory drug. Cornea 25:224-227, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?