icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina52巻11号

2015年10月発行

文献概要

特集 いまアレルギー外来がおもしろい—安全で効果の高い治療を使いこなす アレルギーcommon diseaseの診断・治療・生活指導

食物アレルギーの外来診療

著者: 栗原和幸1

所属機関: 1神奈川県立こども医療センターアレルギー科

ページ範囲:P.1936 - P.1940

文献購入ページに移動
ポイント
●発症機序に関して「経皮感作」と「経口免疫寛容」を踏まえたパラダイムシフトが進行中である.
●基本的な対応は,正しい診断に基づく最小限の除去食と誤食時の対応の指導である.
●正しい診断のために経口負荷試験が推奨されている.
●明らかな症状を誘発しないものは,検査結果が陽性でも食べてよい(食べるほうがよい).
●食べて治療する経口免疫療法が試みられている.

参考文献

1)栗原和幸:食べれば,食物アレルギーは治る—True or wrong?.日小児アレルギー会誌22:737-744, 2008
2)Du Toit G, et al:Randomized trial of peanut consumption in infants at risk for peanut allergy. N Engl J Med 372:803-813, 2015
3)日本小児アレルギー学会食物アレルギー委員会:食物アレルギー診療ガイドライン2012,協和企画,2011
4)「食物アレルギーの診療の手引き2014」検討委員会:食物アレルギーの診療の手引き2014, 2014
5)栗原和幸:食物アレルギーに対する経口免疫療法の現状.チャイルドヘルス(2015年9月号掲載予定)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら