文献詳細
特集 いまアレルギー外来がおもしろい—安全で効果の高い治療を使いこなす
アレルギーcommon diseaseの診断・治療・生活指導
文献概要
ポイント
●発症機序に関して「経皮感作」と「経口免疫寛容」を踏まえたパラダイムシフトが進行中である.
●基本的な対応は,正しい診断に基づく最小限の除去食と誤食時の対応の指導である.
●正しい診断のために経口負荷試験が推奨されている.
●明らかな症状を誘発しないものは,検査結果が陽性でも食べてよい(食べるほうがよい).
●食べて治療する経口免疫療法が試みられている.
●発症機序に関して「経皮感作」と「経口免疫寛容」を踏まえたパラダイムシフトが進行中である.
●基本的な対応は,正しい診断に基づく最小限の除去食と誤食時の対応の指導である.
●正しい診断のために経口負荷試験が推奨されている.
●明らかな症状を誘発しないものは,検査結果が陽性でも食べてよい(食べるほうがよい).
●食べて治療する経口免疫療法が試みられている.
参考文献
1)栗原和幸:食べれば,食物アレルギーは治る—True or wrong?.日小児アレルギー会誌22:737-744, 2008
2)Du Toit G, et al:Randomized trial of peanut consumption in infants at risk for peanut allergy. N Engl J Med 372:803-813, 2015
3)日本小児アレルギー学会食物アレルギー委員会:食物アレルギー診療ガイドライン2012,協和企画,2011
4)「食物アレルギーの診療の手引き2014」検討委員会:食物アレルギーの診療の手引き2014, 2014
5)栗原和幸:食物アレルギーに対する経口免疫療法の現状.チャイルドヘルス(2015年9月号掲載予定)
掲載誌情報